2012年12月28日

ラストスパート!で伍仁餻のヒミツ♪

クリスマスもすぎて、御歳暮・御年賀のラストスパートです。

 

やっぱり伍仁餻(お豆の餡子を使わない月餅!)がいちばん人気で、
いちばん単価が高いくせに、いちばん沢山つくっています。
この年末だと、個数にして他のおやつの2倍~3倍くらい。

 

というわけで、今日は年末年始のご挨拶の前に、、、
その伍仁餻の美味しさの秘密を一つだけお伝えしよっかなっと!

この写真、見たまんまですが、具材のくるみを刻んでいる途中です。

 

こちらは同じく、カシューナッツ。

 

ただの作業風景じゃん!
という突っ込みは、ちょっとだけお待ちいただいて。

ふつう、「ナッツを刻んでいる」途中で、この写真の絵にはならないと思うんです。
あ、ものすごく大量な場合(何度かにわけて刻む場合)を除いてね。

 

なんでしょう???

 

 

 

みなさん、ナッツを刻もうと思ったら(そんな機会あんまりないとは思う…)どうしますか?
ちょっと包丁が使えたら、何かの微塵切りのように、左手を刃先の上に沿えて、
叩くようにして何粒かまとめて刻まないでしょか。

 

伍仁餻を最初に作ろうとしたとき、私はまさにそうやって刻もうとしました。
で、両親に止められました。

「食感がそろわないから1粒ずつ刻みなさい」

 

 

……マジで??

 

 

 

いやはや、耳を疑いました。
1粒ずつって…全部で何粒あると思ってるの!!
むり無理ムリ~MURI~むーりー…!!!

…と思いましたが、刻まないわけにいかないし、微塵切り戦法は使わせてもらえないので、
その日以来、ナッツは全て「1粒ずつ」刻んでいます。

それもへたくそなので、結果としてどっちみち食感はそろってないかもしれないけど(笑)

 

 

正直なところ。。。

すっごい面倒くさい仕事だなぁーと思います。
こんな手間、こうやって書いて自慢でもしなければ伝わらないわけで。
それを別に誰に言うでもなく、何かに書いて宣伝するでもなく、
ただ淡々と何十年も続けてきた祖父母や両親の職人根性を思うと、
とっても高い壁を感じたり。

こんなこと、プロのお菓子屋さんにとってはごく普通のことなのかもしれないけれど、
この一手間を当然のこととして突っ込んでくれる両親がいることをラッキーだと思って、
来年も、くるみもカシューナッツも一粒ずつ!ていねいな仕事を心がけたいと思います。

 

以上、伍仁餻の美味しさを支えている、地味~な一面のご紹介でした!
まだお召し上がりになったことのない方、、、バラでも売っていますので、
2013年にはぜひお一つ、お試しください~。